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バックナンバー(第16回)

こんにちは。ひきこもりとピアのチカラ編集部の割田です。

メルマガ版「ひきこもりとピアのチカラ」をご購読いただきましてありがとうございます。

 

秋が深まり、北海道では雪が降ったそうです。徐々に寒くなる季節、体調にご注意ください。

 

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             前回の振り返り

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トピック:リカバリー全国フォーラムから見えてきたもの

 

8月に東京で開催されたリカバリー全国フォーラムでは1000人以上の方が参加されました。年々精神疾患当事者の参加が増えていると同時に、当事者の発信が強くなっていると思います。ピアサポートグループについては運営の大変さはあるものの、グループでの関わりによって元気になっていくのはすごく達成感があります。今後ピアサポートグループが少しずつ増えていくといいと思っています。

 

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        ひきこもりとピアのチカラ(メルマガ版)

      第16号「ひきこもり当事者・経験者の新たな動き」

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トピック1:「ひきこもり新聞」という新たな動き

 

皆様は「ひきこもり新聞」をご存知でしょうか。ご存じない方が多いのも無理はないです。なぜならウェブ版はすでに公開されていますが、紙面版はまだ発刊されていないからです。

 

ひきこもり新聞の特徴として「当事者発のメディアであること」が挙げられます。紙面版はどんな内容か分かりませんが、ウェブ版には「創刊に寄せて(木村ナオヒロ氏)」や、精神科医の斎藤環氏へのインタビュー記事が掲載されています。

 

自分はこういう当事者・経験者が自ら発信を行う活動は重要だと思います。

自分が個人で書いている「ひきこもりピアサポート日記」もありますが、皆で力を合わせて発信するというのはとても有意義な活動でしょう。

 

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トピック2:【連載】ひきこもりとピアのチカラ

「当事者・経験者の新たな動きは何をもたらすか」

 

ここ1~2年の間に各地でひきこもり当事者・経験者の活動が活発になってきたと思います。特に今年度からは共同声明の発表などの大きな出来事があり、ひきこもり経験者自身による主体的な動きが加速しています。その中には就労支援に結びつけるものであったり、新たなコミュニティを創ろうとする動きなど、既存の考え方を超えた新しいものもあります。

 

これらの活動の重要な点は「いかに自分たちの持つ原動力を活かしているか」と「いかに他の人を頼っているか」だと考えています。

 

最近際立っているのは「それぞれの持つ原動力」です。多くの人はひきこもり状態のときに考えていたこと(もっとこうしたらいいのに…)といった気持ちを具体的に体現・実行しているように思えます。

筆者の場合は「どこに居場所があるのか分からなかった」という経験からブログ【ひきこもりピアサポート日記】で居場所・イベント情報を発信

しているほか、居場所が少ないと思い「ひき桜」を立ち上げるなどの活動を行ってきました。

人によって自分の原動力をどう使うのかは全く異なりますが、活動をしている人が増えているのは事実でしょう。

 

また当事者・経験者という枠にとらわれず「何が出来そうかを一緒に考えてくれる人」とつながっているのも大きなポイントです。最近は対話をするイベントが増えていますが、これは参加型で皆で知恵を出し合うという意味合いがあると思います。こういう活動によって理解者が少しずつ増えていき、その中で頼れそうな人に相談や話題を持ちかけるというのはこれから求められることでしょう。

 

これらの新しい動きがもたらすもの、それは「当事者・経験者自身に与える影響」と「周囲の人に与える影響」です。

 

当事者・経験者自身に与える影響については、活動により「自分らしく元気になっていく」ことだと考えています。もちろん人同士なので意見が食い違ったり喧嘩することもあるでしょうが、そういうやりとりの中で自分の目標が定まったり、他の人と一緒に何かできないかと考えることもあるでしょう。これは自分の経験でしか語れないところはありますが、以前より格段に行動力が増えたのは事実です。そして以前よりも考え方が柔軟になってきました。そうすると自分自身のことについて考える余裕が生まれやすくなります。そういった意味で自宅でも外でも「何か主体的に活動してみる」というのは自分自身に大きな影響を与えると考えています。

 

周囲の人に与える影響としては「理解の促進」と「未来志向の提供」が挙げられます。自分のことやひきこもり状態のときのことを分かってほしいという思いを示すことで、関係する人などに理解してもらいやすくなります。

しかし今までの見方は「ネガティブな問題を解決するための理解」が中心でした。しかしよく考えてみると「自分たちはこれだけで出来ている」

というのを示すことで、周囲の人が驚くほど自分自身をアピールすることも十分行っているのではないでしょうか。このように問題として見るのではなく「自分の可能性を他の人と一緒に考えるきっかけを提供する」という意味が当事者活動には含まれているはずです。

 

以上のことから、ひきこもり当事者・経験者自身が、自分なりのやり方で活動をするというのはとても良い形だと思います。今活動をしているのは確かにごく少数かと思います。それでも先陣をきって活動をしている人たちがいるのは大きな支えになるのではないでしょうか。

 

一方で未だに当事者活動を支える基盤は乏しいのが現状です。おそらく支援側から見れば「どうサポート・バックアップしていいのか」というのが

分かりにくいと思います。そこで基本的には「待つ」という姿勢よりかは、当事者会とのコンタクトはとっておくことをお勧めします。これは介入

ではなく、バックアップしてくれる機関があるという情報提供と、もしもの際に連絡し合える関係となるためです。

 

これからの動きは困難も多くあるでしょう。最初に何かやる人は周囲から色々反発されるものです。これらの動きは今後を変えると信じて活動されているのかもしれません。あるいは自分の人生だからと思って活動しているかもしれません。それでも活動があるのとないのとでは大きく違います。そのためこのような活動をナナメから悲観的に見るのではなく、少しだけ期待して見ていただけたら幸いです。

 

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               ○お知らせ○

自分たちが主催している「ひきこもりピアサポートゼミナール」がダイヤモンドオンラインに掲載されました!詳細は以下をご覧ください。

URL:http://diamond.jp/articles/-/105155

 

「機関紙版ひきこもりとピアのチカラ(全9回)」を希望される方に送付しております。1部80円+送料で郵送いたします。

詳細・申し込み方法はブログ「ひきこもりピアサポート日記」をご覧ください。

URL:http://hikikomori-peersupport.hatenablog.com/

 

次回(第17回)は「2016年11月のイベント情報」を配信予定です。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

(2016年10月28日配信)

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